「ハードウエア、ソフトウエア、そしてサービスを手掛け、それらを一緒にリンクするのは本当に難しいと思う。それがアップルを特別な存在にする。それは本当に難しいから、彼らグーグルはリンクしようとしない。そのことにわたしは驚かない。」アップルCEO単独インタビュー(ウォールストリートジャーナル)
Appleという企業の魅力には無関心で、ただひたすら株の売買で設けたい連中は、もうAppleには勢いがないなどと言ってますが、お前がその株を買った時期がおせーんだよ乙と言ってあげたい。勝ち馬に乗れなかったから、悔しくてネガティブなことを言いふらしているのでしょう。
ベージュ色のMacしか売っていなかった頃からのAppleファンとしては、時価総額で世界一になってしまっても、自分達の会社のブランドに誇りを持ち、マーケティングに頼らず溺れず、エンジニアリングとアイディアを信じ続ける社風に変わりがないことがたまらなくうれしいのです。
このインタビューではいくつか注目すべきポイントがありました。
- 売上高の伸びは140億〜150億ドル。そりゃあ、1年で数百億ドルも増えたときもあったけど、150億ドルって1.5兆円ですよ。それでも成長企業ではないと言うの?
- Macの売り上げは19%増。パソコン市場は縮小しているのにである。タブレットがあればパソコンはいらないという人はおそらくかなりいるので、市場は小さくなるが、その中でやっぱりパソコンを買おうという人達がMacを選び始めている。
- 中国で過去12ヶ月間の売り上げが300億ドル。中国でここまで成功している米国企業はないらしい。
- 「スマートフォンを購入しながらフィーチャーフォン(従来の携帯電話)のように使う人々が依然として多い。しかし、それはスマートフォンというラベルで売り出されている。」
- 「現在パソコンをあきらめる企業は少なくないが、当社は依然としてマックの将来に関わる有能な人材に多くを投資し続けている。当社はここから本当にクールな製品を送り出す予定だ。なぜなら、人々がパソコンから離れるにつれ、パソコンを持つならマックが欲しいことが明確になると当社は信じているからだ。」
- 「わたしはハードウエア、ソフトウエア、そしてサービスを手掛け、それらを一緒にリンクするのは本当に難しいと思う。それがアップルを特別な存在にする。それは本当に難しいから、彼らグーグルはリンクしようとしない。そのことにわたしは驚かない。」
- 「過去15カ月間で、われわれは21社を買収した。しかし、われわれは単に規模が大きいというだけの目的で買収するつもりはない。なにかもっと素晴らしい製品をもたらす買収、極めて戦略的な買収-そうしたものに関心があるのであって、われわれは規模とは無関係に常に検討している。」
日本での売り上げ率の高さに言及⇒「日本は重要市場」―アップルCEO単独インタビュー http://t.co/gVWJ5tSSHC (REUTERS) pic.twitter.com/WyqBPKLnhq
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2014年2月10日